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初心者でも安心! プロモデラーが1から10教えるメタルフィギュア簡単製作法【2】〈メタルパーツの接着と組み立て〉

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 こんにちは。林哲平です。

 メタルフィギュア制作HOW TO第二回はメタルパーツの組立て、接着について。

 接着剤が効きづらく、重量があり接着強度が低いとすぐに外れてしまうメタルパーツをいかに接着するか?

 その方法を詳しく伝えていきます。

 【1】軸打ち

 重量のあるメタルパーツをそのまま接着してしまうと、重量に負けてパキリとパーツが外れてしまうことがあります。

 特にこのパスファインダー・レッドドラゴンの胴体のような重量のかかる部分だとイモ着けは非常に危険。

 ここは接着面に軸を打ち、接着強度をUPさせましょう。
 
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 まずは胴体のパーツを合わせ、ペンで胴体の四方に印をつけます。

 胴体のパーツは手で抑えながら合わせておくくらいで十分ですが、ずれるようなら両面テープで仮止めしておくと作業しやすいです。

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 印を繋ぎ、接着面に十字のラインを引きます。

 この十字の中心点に補強用の軸を打つわけです。

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 ピンバイスで軸を差し込む穴を開けます。

 最初から太い穴を開けようとすると軸穴が斜めになり、軸を差し込んでもパーツがズレてしまうことになるので要注意!

 1mmから始めて、1.5~2mmと軸穴を広げます。

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 軸穴を開け、2mmシンチュウ線を差し込んで軸を打った状態。

 このように金属線で軸を打っておけば、重量のかかるメタルパーツといえどもそうそう外れることはありません。
 軸穴が斜めになってしまい、パーツがどうしてもキレイに合わないときは、軸穴より細めのシンチュウ線を差し込み接着するときに位置を微調整すると良いでしょう

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 翼の付け根にもシンチュウ線を仕込んで補強しておきます。

 翼は大きく重量もあるので、シンチュウ線で補強しなければ自重で位置が下がったり、作業中にパーツがはずれたりとろくなことがありません。

 メタルフィギュア制作において、シンチュウ線での補強は重要なのです。

【2】パーツの接着

 メタルフィギュアの接着には、接着強度の高いエポキシ系接着剤を使うのがベストです。

 瞬間接着剤でも接着は可能ですが、ちょっとした衝撃でパーツがすぐに外れてしまいます。

 ここではエポキシ系接着剤の使い方を紹介していきます。


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 エポキシ系接着剤にもいろいろな種類がありますが、金属同士の接着でオススメなのがコレ。

 オートウェルドです。

 パッケージに書かれた宣伝文句に惹かれて購入したのですが、強度が抜群で「溶接したかのように」接着できます。

 使用感としては、通常の透明なエポキシ系接着剤というよりも粘度と流動性の高いポリパテといったところでしょうか。

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 エポキシ系接着剤は2種類の溶液を混ぜ、化学反応を起こして硬化する接着剤。

 まずはA剤とB剤を同じ量チューブから出します。

 完全にピッタリ同じ量でなくとも良いですが、2種類の溶液の量があまりに違うと硬化不良をおこし、いつまでたっても固まらなくなるので気をつけましょう。

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 ツマヨウジで接着剤を混ぜます。

 混ぜ方が少ないと硬化不良を起こすのでしっかり混ぜましょう。

 このオートウェルドは接着剤に色がついているので、混ざり具合がひと目でわかります。

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 接着面に接着剤を塗ります。

 接着面からはみ出した接着剤は固まる前にティッシュで拭きとっておきましょう。

 エポキシ系接着剤は硬化時間が長いものが多く、硬化を待っている間にパーツがズレてしまい、変な位置に固まったまま接着されてしまうことがあります。

 接着剤が硬化するまで気を抜かないようにしましょう。

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 接着した状態。

 シンチュウ線の軸を打ち、エポキシ系接着剤で接着すればメタルパーツといえどもそう簡単に外れることはありません。


 【3】パーツの隙間埋め

 メタルフィギュアのパーツ同士の接合面には、どうしても隙間ができてしまうことがあります。

 小さい隙間なら塗装してしまえばほとんどわからなくなりますが、大きな隙間だと完成後もとても目立ちます。

 この隙間を埋める方法を紹介していきます。

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 隙間埋めにはタミヤ・エポキシ造形パテ《高密度タイプ》を使います。

 伸びが良く、硬化時間が長いエポパテなので作業時間を長くとることができます。

 今回は入手のしやすさからタミヤ・エポキシ造形パテ《高密度タイプ》を使っていますが、もし入手できるのであればミニチュアの制作により適したデューロパテやグリーンスタッフを使うのもオススメです。

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 エポパテをしっかりと混ぜたら、スパチュラを使って隙間に詰めていきます。

 隙間が埋まったら、スパチュラで周りに合わせてそれらしくディテールをつけていきましょう。
 
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 腰回りの隙間を埋めた状態。

 少しの隙間ならば、これくらいのディテールをつけておけば塗装後は殆ど目立たなくなります。

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 他の隙間もどんどん埋めていきます。

 翼の付け根には大きな隙間ができたので、腰回りよりも精密に、ウロコのディテールを入れています。

 スパチュラでディテールを入れるときは、パテに触れる先端にメンソレータムを塗り、スパチュラを押し付けてもパテがくっつかないようにしておくと、スムーズに作業できます

 【4】組立完了! 塗装前状態

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 全てのパーツを接着し、パーツの隙間をエポパテで埋めた状態。

 やっとドラゴンの形になりました。

 オーソドックスなデザインのドラゴンですが、

 大きく口を開いた力強い造形の頭部。

 放射状に広がる巨大な羽。

 ガッシリと地面を掴む脚部。

 しなる長い尻尾。

 と、ドラゴンの格好良さが凝縮された造形となっています。

 重く、強度に気を使うメタルパーツの接着ですが、軸打ちの方法や適した接着剤の種類を知っていればまったく問題はありません。


 次回は下地塗装編。

 メタルフィギュアの塗装において、下地作りは地味ですが一番大切なパートです。

 缶スプレーを使って手早く下地を作る方法をレクチャーしたいと思います。

 ⇒下地塗装編へGO!!!

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プロフィール

林哲平

Author:林哲平
林哲平と申します。物心ついた頃から模型製作一筋。気がついたら模型を生業とする立場になっておりました。現在は総合模型雑誌「ホビージャパン」さまにお仕事を頂くことができ、充実した毎日を送っております。最近はメタルフィギュにハマり中です。連絡はhayashiteppei30@gmail.comまでメールをお願いします。

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