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初心者でも安心! プロモデラーが1から10まで教えるメタルフィギュア簡単製作法【4】〈塗料・筆の選び方と簡単レイヤリング法〉

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 こんにちは。林哲平です。

 メタルフィギュア制作講座第四回は、

 シタデルカラーの使い方。

 ミニチュア塗装に適した筆の選び方

 ミニチュアの立体感を強調する塗装法「レイヤリング」の方法を解説していきます。



【1】ミニチュアの塗装に必要なもの

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 ■塗料

 ミニチュアの塗装に最適な塗料はなにか?

 ズバリ!!! シタデルカラーでしょう。

 シタデルカラーは水溶性のアクリル系塗料です。

 速乾性で、乾燥後は耐水性となるため、重ね塗りをしても下地が溶け出すことはありません。

 メタリックカラーなど一部の塗料以外は基本つや消しなので筆ムラも出にくい。

 隠蔽力も強く、ベースカラーならばひと塗りで黒い下地でも発色します。

 おまけに水を溶剤として使うので、嫌なにおいもせずラッカー系塗料のように健康に悪いということもありません。

 あまりに便利なので、雑誌用の作例も細かな筆塗りでの部分塗装はほとんどシタデルカラーで塗装するようになりました。

 唯一欠点を挙げるとすると、一色500円と高額なことでしょうか。

 高い! という人はファレホアクリルカラーやタミヤアクリルカラーで代用しましょう。
 
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■筆

 細かなディテールや塗り分けが多いミニチュアを塗装するには、良い筆が必須です。

 オススメはこのような絵画用の筆。

 ミニチュアの塗装は、「塗装する」というよりも、「絵を描く」ことに近いのです。

 画材屋さんなどで質の良いものを購入しましょう。

 私が使っている筆はフランス製のもので、世界堂にて2300円ほどで購入しました。

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 筆先は模型用の筆とは違い、このような形になっています。

 筆先で細かなタッチを書き込んだり、細いラインを引くこともできます。

 筆選びはとても重要なポイントです。

 安い筆だとすぐに筆先がバラついてしまい、結果的にはいい筆を一本買う以上の出費を迫られることに。

 いいものを長く使いましょう。
 
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 ■パレット

 ミニチュアの塗装をするときは、絵を描くようにパレットに塗料を載せてペイントするのが一般的です。

 シタデルカラーのような水性のアクリル系塗料の相性が良いのがこのウェットパレット。

 水を染み込ませたスポンジの上に紙を敷き、その上に塗料を乗せて使います。

 乾燥の早い水性アクリル系塗料の乾燥を遅らせ、ゆったりと作業することができます。

 こちらはユザワヤにて2000円ほどで購入しました。



【2】シタデルカラーを使った簡単二段階レイヤリング法

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 塗装用具を揃えたところで、いざペイント開始!!!

 レッドドラゴンの本体色である赤で二段階レイヤリングを解説します。

 このパートで使用するのはMECHRITE REDとBLOOD RED。
 ※シタデルカラーは2012年夏にリニューアルされ色名が全て変わっているので、トライするときは似た色を使ってください。

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 シタデルカラーを使うときは、内部をしっかりと撹拌しておきましょう。

 溶剤と顔料が分離した状態で塗装すると悲惨なことになります。

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 瓶から出したそのままの濃度では濃すぎるので、水を数滴垂らして塗りやすい濃度に調整します。

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 レイヤリングの第一段階として、MECHRITE REDをペイントします。

 濃い塗料を使って一度のペイントで発色させるのでは無く、薄めた塗料を乾燥させながら何層かに分けて塗ると表面がボテっとならずキレイにペイントできます。

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 シタデルカラーは速乾性アクリル塗料なので、ペイント中は筆先をこまめに水洗いしておきましょう。

 高価な筆がカピカピに固まってしまい、使い物にならなくなるのはとても悲しいものです。

 固まってしまった筆先は、タミヤアクリルカラー用の溶剤を使えばシタデルカラーを溶かすことができます。

 ただ筆先の精度はどうしても下がってしまうので、筆先にはいつも注意しておきましょう。

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 MECHRITE REDをペイントした状態。

 この時点では塗料のはみ出しをそれほど気にしなくても大丈夫です。

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 続いてBLOOD REDをペイントします。

 下地のMECHRITE REDを影になる部分に残しつつ、筆先に少量の塗料を染み込ませ、ウロコを一枚一枚ペイントしていきます。


 塗料が多いとディテールの凹部分に流れこみ、下地に塗装したMECHRITE REDを全て隠してしまいます。

 そうなってしまったらMECHRITE REDを塗装するところからやり直しましょう。

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 こちらはレイヤリングの応用編。

 翼は根本の太い部分にはウロコがモールドされていますが、先端にゆくにつれディテールが消えていきます。

 ここは先端の模様をペイントで再現してみましょう。
 
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 筆先を使いBLOOD REDでラインを引き、模様を書き込みます。

 翼の先端に向かうにつれラインを細くしていくとよりリアルに仕上がります。
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 模様を書き込んだ状態。
 
 翼の内側は後から別の色で塗り分けるので、ハミ出しはこの時点で気にすることはありません。

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 BLOOD REDでペイントし、2段階目のレイヤリングが終わった状態。

 MECHRITE REDだけで塗装した状態と比べると、陰影がつき立体感がはるかに強調されているのが解ります。

 レイヤリングは暗い色から明るい色へと色を立ちあげていく油絵と同じような技法。

 ガンプラ好きな人ならば、「筆でするMAX塗り」といったほうがわかりやすいかもしれません。

 今回は一番簡単な二段階レイヤリングで仕上げていますが、三段階、六段階と増やせばより自然なグラデーションでミニチュアをペイントすることができます。


 【3】模様でアクセントをつけてみる

 レッドドラゴンなので体色は当然赤一色!!!

 というのはあまりにも寂しいもの。これだけ大型のモンスターだと、一部の体色を変えてアクセントとつけると
とても引き締まります。

 今回はこのレッドドラゴンを購入するキッカケとなった、

 coolminiornotに投稿されていたDblood氏制作のレッドドラゴンのカラーリングを真似てブルーの縞模様を塗装してみます。

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 使用するシタデルカラーはNRCRON ABYSSとENCHANTED BLUEの2色。
 
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 まずはNRCRON ABYSSを縞状に塗装します。

 ウロコのディテールに添って塗装しましょう。今回ははみ出しは厳禁です。

 縞模様はイグアナサンゴヘビなど実在する爬虫類の模様も参考にするとリアルな模様に仕上がります。

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 ENCHANTED BLUEでレイヤリングした状態。

 赤と青は色相環では補色となり、互いの色を引き立てあいます。

 赤はもともと派手な色ですが、青を差し色として加えることでさらに映えるのです。


 次回はグラデーション編。

 翼の皮膜部分をペイントしながら、平面を凹凸に見せるグラデーション塗装を筆塗りで再現する方法を詳しく解説します。


 ⇒グラデーション塗装編へGO!!!


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プロフィール

林哲平

Author:林哲平
林哲平と申します。物心ついた頃から模型製作一筋。気がついたら模型を生業とする立場になっておりました。現在は総合模型雑誌「ホビージャパン」さまにお仕事を頂くことができ、充実した毎日を送っております。最近はメタルフィギュにハマり中です。連絡はhayashiteppei30@gmail.comまでメールをお願いします。

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